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インスタンスの健全性を守る——Impactが実現する「診断 × 予防」の仕組み

New article articles in ServiceNow Community · Dec 09, 2025 · article

皆さん、こんにちは。ServiceNow CSMの山梨です。

本日は、Impactをご契約いただいているお客様にご提供している、「Health Analytics Dashboard」と「Real-time prevention」についてご紹介いたします!

※本記事はWorld Forum Tokyo2025にて、多くの方にご視聴をいただきました「OOTBの真価を引き出す実践アプローチと、ServiceNowプラットフォーム健全性維持のベストプラクティス」のセッション内容を参考にしています。

1. はじめに:その“ちょっとした改修”、本当に大丈夫?

「現場の要望に応えたい」

「今のやり方を崩したくない」

そんな気持ちから始まった小さなカスタマイズ。

でも、気づけば…

  • アップグレードのたびに不具合が連鎖
  • パフォーマンスが落ちて、ユーザーから不満の声が上がってしまう
  • 修正に追われ、改善どころじゃない

こんなことございませんか?原因はシンプル。標準機能(OOTB)を活かさず、カスタマイズを積み重ねた結果潜在的な問題が増えてしまったことです。健全性は、家でいう“基礎”。基礎が弱ければ、どんなリフォームも長持ちしません。

そして、この“基礎”が崩れると、ビジネスにも影響します。

  • 新機能を取り込めない → デジタル変革が遅れる
  • 運用コストが膨らむ → ROIが悪化
  • ユーザー体験が低下 → 現場の信頼を失う

健全性は、単なる“技術の話”ではなく、ビジネス成果の土台なのです。

2. なぜカスタマイズが必要?よくある3つの理由

  • 即対応の誘惑:「標準でできるか確認する前に、コードを書いてしまう」
  • 標準機能の理解不足:「できない」と思い込み、独自開発に走る」
  • レビュー不足:「小さな改修が積み重なり、全体がバラバラ」

カスタマイズをすることで、短期的には、一時的な業務フィットはするものの、長期的には、アップグレードリスクや保守性の低下など、様々な弊害の元となります。

1つの解決策は、標準機能(OOTB)をできる限り活かす+健全性を仕組みで守ることです。

そして、Impactには健全性を仕組みで守ることができるツールが含まれています。

そこで本日は“基礎”である健全性を向上するために、Impactが提供しているツールについてご紹介させていただきます。

3. Impactで“診る”:健康診断のように、現状を見える化

人の健康と同じで、システムも定期的な診断が必要です。

ImpactのHealth Analytics Dashboardは、貴社のインスタンスの健康状態を様々な観点から可視化します。

例えば、貴社のインスタンスを5つのカテゴリでスキャンを実施します。

  • 管理性(Manageability)
  • パフォーマンス(Performance)
  • セキュリティ(Security)
  • アップグレード(Upgradability)
  • ユーザーエクスペリエンス(User Experience)

その結果…

  • フィールドが多すぎてフォームが重い
  • 複雑なACLによるパフォーマンス低下
  • 不要なClient Scriptの多用によるブラウザー動作の低下

こうした問題を客観的なデータで把握できるので、「どこを改善するべきか」が一目瞭然。

さらに、改善後のスコア推移も見えるので、“効いた施策”がわかります。

✅Tips:診断結果を活かすコツ

  • 100点を目指さない:費用対効果を考え、優先度の高い項目から着手
  • Before/Afterを記録:改善の成果をチームで共有し、次の判断に活かす
  • 定期レビューを習慣化:例)四半期ごとにスキャン→改善→再スキャン

️⭐️推奨アクセラレーターのご紹介:Health Assessment – Guided

ServiceNowインスタンスの健全性を診断し、改善策を専門家と確認できるアクセラレーターです。

  • 現状把握:HealthScanで構成・パフォーマンスを分析
  • 専門家ガイド:HealthScan結果レビューとベストプラクティス提案
  • メリット:リスク低減、運用安定化、アップグレード準備

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4. Impactで“防ぐ”:本番環境に問題を発生させない仕組み

診断だけでは不十分。問題を“入れない仕組み”が必要です。

そこで登場するのがReal-time prevention。

Real-time preventionは、ServiceNow Impactの一機能で、開発段階でコードや設定変更(Update Set)を自動的にスキャンし、ベストプラクティス違反やセキュリティリスク、パフォーマンス低下要因などを早期に検出する仕組みです。これにより、問題が本番環境に持ち込まれる前に対策でき、システムの健全性と安定性を守ることができます。

利用メリット

  • 品質向上と技術的負債の削減:問題を本番前に発見・修正することで、エラーや障害の発生率を大幅に低減。技術的負債の蓄積も防げます。
  • 運用コスト削減・ROI向上:デバッグや再修正の手間が減り、開発リソースを戦略的な業務に集中できます。
  • ユーザー体験の向上:パフォーマンスや安定性が高まり、現場の信頼性も向上します。

よくある違反例(Real-time preventionで防げるもの)

  • セキュリティ設定の不備 → 情報漏洩や外部攻撃のリスク
  • 条件フィールド未使用のBusiness Rule → デバッグ困難
  • 不要なClient Scriptや複雑なACL → パフォーマンス+保守性の低下リスク

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Bravium統合による進化(2025年12月〜)

ServiceNowはBravium Labsのアプリケーションを買収し、Impactに統合。これにより、AIによる自動修正提案やDevOpsツール連携(Azure/Jira/ServiceNow)、リアルタイムエラー監視、技術的負債の可視化など、さらに高度な予防型運用が可能になります。

  • 高精度なコードチェック
  • AIエージェントによるコード修正提案
  • Devツール連携で課題管理もスムーズ

📣重要ポイントReal-time preventionを使うにはImpactアプリのインストールが必要です。

Bravium統合によるImpactについてのさらなる詳細はこちらのBlogをご参考ください。

5. どう始める?簡単3ステップのご紹介

  1. ServiceNowStoreからImpactアプリをインストール&セットアップ(リンク
  2. Health Assessmentで現状診断 → 優先度を決めて改善
  3. Real-time preventionを本番移行前チェックに組み込み

上記のステップを取り入れていただくことで、「診断→予防→改善」サイクルを実現することが可能です。

※Impactアプリのインストールには、Impactのご契約が必要となります。

Impact Store Appインストールステップのご紹介

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まとめ:健全性は“価値を早く、安全に出すための仕組み”

いかがでしたでしょうか?ぜひ本記事にてご紹介させていただきました「Health Assessment」と「Real-time prevention」は健全性を向上させることができる頼れるツールです。ぜひご活用いただけますと幸いです!

※本記事はImpactのご契約社向けに作成しております。Impactについて詳細はこちら

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